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Re: 共通言語

 投稿者:塾長より  投稿日:2012年 3月29日(木)19時47分19秒
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  春爛漫さんへのお返事です。

昭和26年龍野一雄氏が日本の鍼灸流派として太極療法と経絡治療を上げました。当時中医学派はありません。経絡治療は素問・霊枢の研究から始まりましたが、その後知っての通り難経にシフトして現在の形を取っています。
現代中医学も当然ながら素問・霊枢から始まります。特に明清の認識を現代医学の手法で再構築させたものです。
日本の鍼灸という言い方の定義は曖昧ですが、歴史的経過から見れば大陸の模倣から因人・因地・因時の元オリジナルの発展という経過を辿るようです。
経絡治療成立は昭和10年代でしょうが、当時大陸は国民党時代で中医学が唯一存亡の危機に瀕したときでもあります。そこで2点の視点が浮かび上がります。経絡治療が前代の江戸の鍼灸の集積を伝承していない点です。もちろん異論もあるでしょう。例えば経絡治療の下地となった八木下先生の治療の本意は鍼灸重宝記であるなど・・・です。優しく言えば部分伝承はあります。もうひとつは明清の伝統鍼灸と関わらないところで発達をしたという点です。
大きくこの2点が共通言語を為す際の壁となるでしょう。
また我々が最初に学ぶ鍼灸はいわゆる学院派中医鍼灸であり、ここから発達した鍼灸は中国には掃いて捨てるほどあります。これら諸事情を踏まえ、認識の発展を考えてゆかなければなりません。
このような論議は楽しいのでご意見のある方はどんどん投稿してください。
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