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Re: 各選方の対象

 投稿者:影武者  投稿日:2012年 5月 5日(土)23時44分9秒
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  > No.296[元記事へ]

的を得た回答になるかどうか分かりませんが・・・。

まず、「各選方」とありますが、恐らく「備選方」と読むはずです。
したがって、「各々に対する処方」ではなく、「備えの処方」である筈です。
そこで、何に備えるのか、ですが、
①[臨床応用]で記述している経穴で効果のない場合に「備える」
②[臨床応用]で対応しきれないものに「備える」

特に、②の視点は重要と考えました。疾患名称→配穴という構造よりも、症候→配穴と考える方が応用範囲が広がるのではないか、との思いからです。

それから、記述の順序に意味があるのではないか、という視点をもちました。施術の順序で治療効果に差が生ずることは、「針灸処方学」にも金子先生の論文にも書かれているからです。

前置きが長くなりましたが、
活血化瘀方→血瘀に対する処方。血瘀は2次病理であり、気滞~、寒凝~、邪熱~、気虚~、不統血や血熱による出血~など様々な1次病理がある筈です。
1.膈腧、血海、大衝、委中・・・この順でいくと、血瘀>←気滞の病理
2.大衝、合谷、血海、三陰交・・・気滞>→血瘀の病理
3.曲池、血海、大椎、大衝・・・血熱>→血瘀の病理
のような病態像が浮かびます。

清熱涼血方→血熱証に対して。
1.曲池、十宣、三陰交・・・これは「中暑」に対する処方と考えます。十宣は陰陽閉阻に対して「宣散」
するはたらきが強いそうです。
2.大椎、膈兪、大衝、湧泉、曲沢・・・大衝→湧泉への透刺やそれに近い刺鍼方法は、血熱での傷陰を回復させる狙いがありそうです

温経通脈方→寒滞肝脈、胞宮寒凝に対する処方
1.心兪、大淵、足三里、三陰交、関元兪・・・なぜか心脾両虚の配穴にとても似ています。
心血虚と脾(肺)気虚があって、陽気が少なく経脈の推動に滞りが出ている場合などに対応しそうです。
2.曲池、外関、陽渓、足三里、陰陵泉・・・経脈を温める穴性でもっているツボは少なく、考えてみると、すべて関節部のツボですので、寒(湿)邪が関節部を侵襲した場合の温経方と考えました。

補気養血方→気血両虚に対する処方。気血両虚は、気虚のための血の生産不足、気不統血、思慮過度、出血、腎虚、脾胃の運化失調などが原因になるようです。
1.気海、血海、足三里、脾兪、胃兪・・・気血両虚のうち、腎虚も少しあり、動くのが遅い、下肢の無力感など、どちらかというと下半身の気虚と血虚のあるものへの配穴。
2.肺兪、心兪、肝兪、三陰交、胃兪・・・衛気虚や懶言の目立つ、どちらかというと上半身の気虚と血虚への配穴。
3.足三里、三陰交、肝兪、脾兪・・・脾胃運化失調からの気虚や思慮過度~血虚の気血両虚に対応。

かなり勝手な想像力を働かせましたが、いかがなものでしょうか。ご意見をよろしくお願いいたします。




 
 
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